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自宅のサーバのsshdは公開鍵認証にしているのため，これまでWindowsから入る時はいつもCygwin経由でログインしていた．けど最近Cygwinのアンインストール＆Xmingへの移行を計画しているため，PuTTY経由での方法を調べてみた．

1. OpenSSHの鍵をPuTTY用に変換する

たいていのサーバはOpenSSHだと思うが，PuTTYではOpenSSH形式の秘密鍵はそのままでは使用できない．ので，puttygen.exe(PuTTY Key Generator)を用いてOpenSSH形式の秘密鍵をPuTTY形式に変換する．

手順としては，以下の通り．

・読込ボタンをおして開いたダイアログで，ファイルの種類を「全てのファイル」にしてから，OpenSSHで使っている秘密鍵ファイルを選択して読み込む．

・秘密鍵のパスフレーズを聞かれるので，入力してOKを押す．

・ウィンドウの下の方にあるラジオボタンで，対応する鍵の種類を選択する．

・「秘密鍵の保存」ボタンを押して好きな場所に保存する．

ちなみにPuTTY用の秘密鍵ファイルはppkという拡張子になる．

2. PuTTYから接続する

まずは鍵がちゃんと働くか，PuTTYを使って確認．

・PuTTYを起動すると開く接続設定画面で，左側のカテゴリから「接続→SSH→認証」を選択する．

・「認証のためのプライベートキーファイル」欄の「参照」ボタンを押して，先ほど作成した秘密鍵ファイルを選択する．

・あとは通常通りの操作でOK．

3. Xmingから接続する

XLaunchからXmingを起動して接続しようとすると，秘密鍵を設定する項目がなく接続できない．それを回避するためにPagent(PuTTY authentication agent – OpenSSHにおけるssh-agentに相当)を用いる．

・PuTTYと同じフォルダにインストールされている，pageant.exeを起動する．

・するとpagentのアイコンがタスクバーに表示されるので，右クリックしてメニューから「鍵の追加」を選択する．

・開いたダイアログでPuTTY用の秘密鍵ファイルを選択すると，パスフレーズを聞かれるので入力する．

（実はここまでの操作はppkファイルをダブルクリックすれば一発でできる）

・普通にXLaunchを開き，接続先を指定するところで，「Using PuTTY」を選んでパスワード欄を空にする．すると自動的にpagentを用いて接続する．