Ubuntu Serverを入れてでもいない限り英語環境を構築することなんてないと思うが,Ubuntuの最小限インストールだと日本語ロケールがない.ので,”export LANG=ja_JP.UTF-8”しても英語表示のままになってしまう.ここらへんは”dpkg-reconfigure locales”で簡単にlocaleの追加ができるDebianと大きく違うところ.
- Q. ja_JP.UTF-8を使うには?
A. language-pack-jaをインストールする
# apt-get install language-pack-ja
すると,/var/lib/locales/supported.d/jaが追加されて,locale -aの結果に ja_JP.UTF-8が含まれるようになる.
あとはLANGの設定を変えればOK.
$ export LANG=ja_JP.UTF-8
- Q. defaultのlocaleをja_JP.UTF-8にするには?
A. update-localeを実行する
# update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
すると,/etc/default/locale に LANG=ja_JP.UTF-8 が追加されて,デフォルトが日本語環境になる.ちなみにupdate-localeはbelocs-locales-binっていうマイナーパッケージに入っているが,localesの依存パッケージでもあるので,普通意識せずとも入っているはず.
- Q. ja_JP.EUC-JPを使うには?
A. 手動で設定する
/var/lib/locales/supported.d/localにja_JP.EUC-JP EUC-JPを追加する.その後,
# locale-gen # locale -a
とやって,ja_JP.eucjpが出力の中に入っていたらOK.あとは以下のようにLANGの設定をすればOK.
$ export LANG=ja_JP.EUC-JP $ export PAGER=lv
PAGERをlvにするのは,manとかでエラーを出さないため.lvがない場合はapt-get install lvしておくこと.