自宅のPCを音楽サーバにするべく,MPDをインストールした.というのも,Karmicからpulseaudio-module-raopがパッケージに入り,AirMac Expressに繋がってるスピーカーに出力できるようになったので.書斎のPCを音楽サーバとすれば,リビングのスピーカーにいつでも音を出せるようになるわけです.
標準パッケージだから簡単にいくかなと思っていたら,思いの外手間がかかったのでその手順をメモ.
1. /etc/mpd.confを編集
- 音楽ファイルの置いてあるフォルダを指定する
music_directory "/home/music"
- デフォルトの出力先(alsa)をコメントアウト
#audio_output { # type "alsa" ... #}
の部分をコメントアウト
- pulseaudio出力の部分のコメントを外す
audio_output { type "pulse" name "My Pulse Output" # server "remote_server" # optional # sink "remote_server_sink" # optional }
の部分.
2. pulseaudio側がmpdを受け付けるようにする
mpdのwikiにあるように,paprefsを入れて,networkアクセスを許可する
$ sudo aptitude install paprefs $ paprefs
出てきたダイアログの”Network Server”タグを選んで,
“Enable network access to local sound devices”,”Don’t require authentication”のチェックボックスにチェックを入れる.
3. DBファイルを構築する
$ sudo mpd --create-db
音楽ファイルが多いとかなり時間がかかるので注意.バックグランドで動くので,特に何の出力もなくコマンド終了したように見えるけど,裏ではガリガリ動いてます.知らずにもう一回コマンド入力したりすると,
listen: Failed to listen on X.X.X.X (line 69): Address already in use
ってワーニングが出る.最初設定間違えたのかと誤解をして右往左往したけど,落ち着いて”ps auwx | grep mpd”したら,前に動かしたのがまだ動いてただけでした.
4. クライアントからアクセスして使う
いろいろあるけど個人的にはgmpcがお勧め.なんかWii用とかWeb版とかいろいろあってすごい.