google scholarのトップページにいつも表示される,“Stand on the shoulders of giants”(日本語だと「巨人の肩の上に立つ」).その意味はWikipediaの項目(英語.何故か日本語項目はない)に詳しく書かれているが,先人の知恵を知る事によって新たな知的発見がなされていくということ.
しかしこの巨人の肩に乗る事がかなり難しい.しっかりサーベイをしながら研究を進めるという事なんだろうけど,結構サーベイをさぼりがちになってしまうものだし,サーベイしたらしたで読んだ内容に引きずられて既存のものの重箱の隅をつつくような研究をしてしまいそうになる.
最近は読んだ論文を体系だてていくことによって,上手く巨人の肩に登れないかと試している所.一年前に比べれば大分上手くサーベイが出来ている気がするが,まだまだ効果を実感できる所にはほど遠い.しばらくは膝辺りにしがみつけるように頑張る日々といった所か.